「歩けるから大丈夫」は危険! 整形外科専門医が教える、捻挫の正しい初期対応

2026-09-30 18:00
つくる整形外科祐天寺駅前スポーツクリニック

「歩けるから大丈夫」と判断していませんか?

スポーツ中に足首をひねった際、痛みを我慢してプレーを続けることは、捻挫の悪化や競技復帰の遅れにつながる可能性があります。

捻挫は身近なケガですが、靭帯などの組織が損傷している場合もあり、見た目の腫れが少なくても適切な対応が必要になるケースがあります。特に部活動やスポーツを日常的に行う人にとっては、「いつもの捻挫」と自己判断せず、受傷直後の対応や受診のタイミングを知っておくことが重要です。

つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニック(所在地:東京都目黒区祐天寺2-14-20、院長:中谷 創)は、スポーツ中に起こりやすい「捻挫」について、受傷直後に行うべき初期対応や、医療機関を受診する目安についてご説明します。

■ 「捻挫だから大丈夫」に潜む落とし穴

部活動や試合中に足首をひねってしまった際、「捻挫くらいなら大丈夫」と、そのままプレーを続けてしまうケースは少なくありません。

捻挫は、関節に強い力が加わることで、靭帯などの組織を損傷するケガです。程度によっては、骨折などを伴っていることもあります。

痛みを我慢して運動を続けると、損傷を悪化させる可能性があるため、受傷後は無理にプレーを続けず、状態を確認することが大切です。

■ 捻挫直後にまず行うべきこと

受傷直後は、無理に動かさず、まずその場で状態を確認することが基本です。

患部を無理に動かさず、安静にする
痛みや腫れの有無・程度を確認する
必要に応じて包帯やテーピングなどで患部を保護する
腫れがある場合は、患部を心臓より高い位置に上げるなどして安静にする

受傷直後に無理にプレーを再開せず、まず状態を確認することが、その後の適切な対応につながります。

■ 「歩ける=軽症」ではない?見た目だけでは分からない捻挫の重症度

捻挫は、痛みや腫れの程度だけでは、損傷の大きさを判断できないことがあります。

例えば、受傷直後に歩くことができたり、腫れがそれほど目立たなかったりしても、靭帯などの組織が損傷している場合があります。また、受傷直後は歩けても、時間の経過とともに痛みや腫れが強くなることもあります。

「歩けるから大丈夫」「腫れていないから問題ない」と自己判断せず、受傷した状況や痛みの経過なども含めて状態を確認することが大切です。

以下のような症状がある場合は、自己判断で様子を見続けず、医療機関への相談を検討しましょう。

痛みや腫れが強い、あるいは徐々に強くなっている
体重をかけることが難しい
患部に変形がある
足首に不安定感がある
数日経っても痛みが改善しない

また、捻挫を繰り返している場合も、医療機関に相談することがすすめられます。

■ スポーツ現場特有の診断・治療の必要性

当院では、スポーツ活動中の一度の大きな外力によるケガ(スポーツ外傷)と、繰り返しの動作による使い過ぎが原因の故障(スポーツ障害)を幅広く診療しています。

競技やポジションによって負傷しやすい部位や状況は異なるため、スポーツをする方のケガには、競技特性も踏まえた診療が求められます。

受傷時の状況、受傷後に運動が継続できたか、受傷からの経過時間、現在できないことなどを詳しく問診したうえで、超音波診断装置を用いた画像評価を実施。骨・関節だけでなく、靭帯や筋肉、神経、血管まで含めて総合的に観察し、その場での診断・治療につなげています。

適切な治療を受けることで、状態に応じた競技復帰を目指すことができます。

その後は、理学療法士による運動療法プログラムを通じて、痛みをコントロールしながら、競技復帰までを見据えた治療を行っています。

■ 捻挫を「いつものこと」で終わらせない

捻挫はスポーツをする誰もが経験しうる身近なケガですが、適切な対応がその後の競技生活にもつながります。

「歩けるから大丈夫」と自己判断するのではなく、受傷直後は無理に動かさず状態を確認し、痛みや腫れなど気になる症状がある場合には、医療機関への相談を検討することが大切です。

当院は、応急対応から診断、リハビリテーション、そして競技復帰までを一貫してサポートすることで、地域のスポーツをする方々が安心して競技を続けられる環境づくりに取り組んでいきます。

▼Instagramでも情報発信中!

院長プロフィール

中谷 創(なかや つくる)
自衛隊中央病院にて整形外科専門医・スポーツ整形外科医として勤務し、ラグビー日本代表の海外遠征帯同、ラグビーワールドカップ、東京オリンピックのサポートなどの経験を持つ。地域の子どもから高齢者まで、健康的に動ける体づくりを目標に、2022年に「つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニック」を開業。

【お問い合わせ】

つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニック
https://tsukuruseikei.jp/
院長 中谷 創(なかや つくる)
所在地
〒153-0052 東京都目黒区祐天寺2-14-20 祐天寺駅前ビル3階
アクセス
東急東横線 祐天寺駅 東口2すぐ(東急ストア向かい)
電話番号 03-6452-2424
診療内容
整形外科、リハビリテーション科、スポーツ整形外科、骨粗鬆症、関節・筋・腱・腰の再生医療(PRP療法)、自由診療(個別リハビリ・トレーニング)、超音波診断・治療